Vol.080 たった今、間違って送ったメール! ちょっと待って!

【月刊 B-2 News Vol.080】を配信します。
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このNewsレターは、株式会社インフィニティが自社にて運営管理する、
B-2サーバーサービスをご利用のお客様や、お取引先様、関係諸団体の
皆様、名刺交換させて頂いた皆様へ、毎月第1営業日にお届けしている
<情報の定期便>です。お気軽にお読み下さい。

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━━【B-2 News Vol.080】━━━━━━━━━━━【2015/10/01】━━

<特集>たった今、間違って送ったメール! ちょっと待って!

━━【ご挨拶】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

毎月ご愛読頂きまして誠に有り難うございます。表面に経営理念である
「一座建立」の言葉が入った「お抹茶色のカラー名刺」でお馴染みの、
「月刊 B-2 News」編集長の齋藤です。1ヶ月間のご無沙汰です。

10月にお誕生日を迎える皆様へ、お誕生日おめでとうございます。
ご家族でお誕生日をお祝いすると共に、少し照れ臭いでしょうが、
ご両親には感謝の言葉を伝えて下さいね。今のあなたが在るのは、
これまでにあなたが出会いとご縁を頂いた沢山の人達のお陰です。
心から感謝しましょう!

━━【特集】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

たった今、間違って送ったメール! ちょっと待って!
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技術部ネットワーク担当の池田が、日頃利用しているチョット便利な
「フリーウェア」や、「Tips」を毎回1種類ずつご紹介しています。
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メールでの事故で最たるものは、何といっても・・・・
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「たった今、間違って送ったメール! ちょっと待って!」。
日頃メールを送っていると、こんな経験を何度かした事が有りませんか?

「メールの内容を間違えた」、「資料を添付し忘れた」、
中には「送信相手を間違えた」等々、致命的なミスをしてしまった事が
ある方も、少なからず居るのでは無いでしょうか?

メールサーバーを運営している当社への問合せとして時々あるのが、
「間違って送ってしまったメールを、何とか取り消したい!」という内
容のご依頼でしょうか。

しかし、送信メールサーバーは、一旦ユーザーからのメールを受け取っ
た直後に、送信相手側のメールサーバーへ送信を開始してしまいます。

したがって、送信相手側のメールサーバーが超繁忙状態で、一旦保留で
もされない限りは、送信停止はほぼ不可能な状態です。

このミスの殆どは送信直後に気が付く事が多く、心の余裕がほんの少し
でも有れば、こんなミスは起こらなかったと悔やむ事が多いですね。
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GoogleのGmailに現れたメールの「取消機能」が救いの手に成るかも?
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その中で、今年の6月下旬に、GoogleのGmailが「送信したメールを取り
消す機能」を正式に実装しました。

とは言っても、相手側に届いてしまったメールが取り消される訳では無
く、「送信」ボタンを押した後に、「一定時間が経過してから送信する」
機能のようです。

何と言っても、これは発想の転換ですね。
送ってしまったメールを「取消す」のは殆ど不可能なのですが、意図的
に「待ってから送信する」のであれば、可能ですね。

パソコン版のGmailを利用しているのであれば、設定画面から「送信取り
消し機能を有効にする」にチェックを入れ、更に「取り消せる時間」を
選択するだけです。

スマートフォンのアプリにも同様の機能があります。これは、Gmailの
アプリでは無く、InboxというGoogle製のアプリで、標準設定でも、
「送信直後の数秒間」ではありますが、「取り消し」が可能です。
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同じような機能をパソコン用のメールソフトで実装してみましょう!
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以上は、フリーメールの「Gmailの機能」についてのお話ですので、
個人用途ならともかくとして、企業ユーザーとしてのGmailの利用は、
残念ながら敬遠される方が多いと思われます。

それでは、同じような設定をプロバイダ-のメールや、独自ドメイン名
のメールでは利用できないでしょうか?

調べてみた所、「Windows Live メール」や「Outlook」でも、考え方と
設定を少し変える事で実現可能な事が分かりました。

ポイントはやはり、「取消」では無く、「直ぐに送らない」のようです。

「Outlook 2007 2010 2013」をご利用の場合は、
オプション設定内の「接続したら直ちに送信する」を無効に設定します。

「Windows Live メール」をご利用の場合は、
メールオプション内の、送信時の「メッセージを直ちに送信する」を無
効に設定します。

上記を無効にする事で、メールソフトでの送信は「送信」ボタンを押し
た直後に行われるのでは無く、一定の経過時間毎に送受信が行われます。

この時間は、設定内で変更が可能で、私は10分単位に設定しています。

この機能のお陰で、「しまった!!!」と思った直後でも、殆どの場合、
メールは未だ「送信トレイ」の中に残っている可能性が高いですね。

お急ぎの場合は、「送信」後に、続けて「送受信」ボタンを押す事で、
直ぐに送信することも可能です。
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昔のメールはそもそも即送信では無かった。
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そもそも、なぜこの様な機能があるのでしょうか?

実は今ではメールの送信設定は「直ぐ送る」ですが、パソコン通信が始
まった頃からインターネットが始まった頃迄は、アナログ電話回線経由
でちまちまと接続していました。

時間単位で課金されていたため、当時はweb巡回ツール等で一括ダウンロ
ードした後で閲覧していました。

当然、Eメールも同様で、オフライン状態でメールを書いた後で、一括し
て送信するのが当たり前の時代だったんですね。

最後に、他の有名なメールソフトに「サンダーバード」が有りますが、
残念ながら、これには同様の機能は標準装備されていませんでした。

しかし、有名なアドオンソフトとして、送信時間を指定できるプラグイ
ンが有ります。パソコンが起動している事と言う条件が有りますが、
「明日の朝9:00迄に提出」などのメールが事前に準備出来ますので、
非常に便利かも知れませんね。

<ADD-ONS>
⇒ https://addons.mozilla.org/ja/thunderbird/addon/send-later-3/

それでは、次回の<月刊B-2 News>でまたお会いしましょう。(池田)

━━【編集後記】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

深刻化する悪質・巧妙で多様化・複合化したサイバー犯罪に備えて
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先月、福岡県警察が主催の「サイバー犯罪に関するセキュリティ講演会」
に、弊社の社員と一緒に参加してきました。

今回の講演会では、珍しく受付に「金融関係者」が別枠にされていた程、
インターネットバンキングに係わる被害への危機脅威が感じられました。
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サイバー犯罪に対処するための産学官連携の在り方について
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今回は、福岡県警察サイバー犯罪対策テクニカルアドバイザーとして、
地元の国立大学で教鞭をとられている先生と、標的型攻撃・情報漏洩等、
入門レベルから高度な専門的技術を要求される分野まで全てをカバーする、
米国GIACの認定資格を持つ、セキュリティ対策ソフトメーカーの技術者が、
「学」と「産」の代表としてディスカッションに参加されました。

また、サイバー犯罪対策を推進する組織で活動されている警察の方々が、
「官」からの代表としてディスカッションに参加されました。

そして、明らかに金融機関の職員だと思える制服姿の女性達も・・・
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サイバー空間の脅威に対する産・学・官のディスカッション内容は?
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サイバー攻撃やサイバー空間の脅威に対する、サイバーセキュリティ対
策の推進への期待や取組に関し、立場を超えて意見が交換されました。

<官>危機意識、脅威の認識を持って対応して欲しい。
<産>安全なクラウド環境が望まれる。
<学>最前線の状況を学生達に伝えたいが、どうしたら良い?
<産>学ぶ機会と使う機会を整える事が必要。
   学生は、「格好良い・役に立つ」が一般的な理解の中心で、
   安全活動の内容が伝わり難くいので、見せ方を考える必要が有る。
<官>サイバー攻撃の被害が疑われるサーバーは、原因追及を徹底する。
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UTM等だけでは守りきれない標的型攻撃にまつわる数字<ワースト3>
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1.外部機関からの通報でサイバー攻撃が発覚した割合・・【86%】
  ⇒多くの組織では、自分が攻撃を受けた事に気が付いていない。

2.最初の攻撃を受けてから発覚するまでの平均日数・・【156日】
  ⇒最長で443日間、自分が攻撃を受けた事に気付いていない。

3.機密情報漏洩の痕跡が確認された割合・・・・・・・・【71%】
  ⇒疑わしい端末から、大量のデータが盗まれ、放出されている。

<注意>従来型の対策では気付かない「高度な攻撃」が増えています。
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被害者に成らない為に大切な事は「騙されない事」と「対策する事」
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1.信頼を悪用する攻撃が定番化
  ⇒不正広告により、正規サイトから不正サイトへ誘導・攻撃される。

2.許可を求められる時には要注意
  ⇒本当にマクロを有効にしても大丈夫なんですか?

3.アプリをインストールする時には要注意
  ⇒インストールするアプリが利用する権限をちゃんと見ましたか?

4.個人情報を入力する時には要注意
  ⇒そんなサイトに、なぜ個人情報の入力が必要なんですか?

<注意>慣れ・好奇心・不安に気付き、迷った時には「止める」が鉄則!
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変幻自在の攻撃の回避方法は、脅威の情報収集と継続的な対策有るのみ。
いつまでも安全が担保される安心など存在しないのが、悲しい現実です。

それでは、次回の<月刊B-2 News>でまたお会いしましょう。(齋藤)

━━【最後に】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

今回の内容はいかがでしたか? 皆様のお役に立てれば幸いです!

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⇒ https://www.strategyn.jp/2015/10/01/b-2_news_vol-080

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