Vol.081 異なるファイルシステムでバックアップ作業に出る影響は?

【月刊 B-2 News Vol.081】を配信します。
────────────────────────────────
このNewsレターは、株式会社インフィニティが自社にて運営管理する、
B-2サーバーサービスをご利用のお客様や、お取引先様、関係諸団体の
皆様、名刺交換させて頂いた皆様へ、毎月第1営業日にお届けしている
<情報の定期便>です。お気軽にお読み下さい。

▼初めての方や以下の手続きをご希望の方は最後尾からお読み下さい。

◆メールアドレスの変更をご希望の方
◆ニュースレターの配信がご不要な方
       
━━【B-2 News Vol.081】━━━━━━━━━━━【2015/11/02】━━

<特集>異なるファイルシステムでバックアップ作業に出る影響は?

━━【ご挨拶】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

毎月ご愛読頂きまして誠に有り難うございます。表面に経営理念である
「一座建立」の言葉が入った「お抹茶色のカラー名刺」でお馴染みの、
「月刊 B-2 News」編集長の齋藤です。1ヶ月間のご無沙汰です。

11月にお誕生日を迎える皆様へ、お誕生日おめでとうございます。
ご家族でお誕生日をお祝いすると共に、少し照れ臭いでしょうが、
ご両親には感謝の言葉を伝えて下さいね。今のあなたが在るのは、
これまでにあなたが出会いとご縁を頂いた沢山の人達のお陰です。
心から感謝しましょう!

食欲の秋・スポーツの秋・勉学の秋・読書の秋そして芸術の秋ですね。
四季の移り変わりを当たり前の様に楽しめるこの日本に生まれた事に、
改めて、心から幸せを感じているこの頃です。

先月は、実に劇的な出来事ばかりで充実していました。

1000名近くの経営者がホテルに集合して行われた一日がかりの大勉強会。

1次リーグ初戦で、あの強豪南アフリカを奇跡の34対32で破って大金星
を挙げたラグビーワールドカップの試合。

そして、ワールドカップ期間中に3勝を挙げた日本チームの中でも、
特に輝きを放っていた五郎丸歩選手のキック前のあのルーチンのポーズ。

そして、最後にぶっちぎりで日本シリーズ2連覇を果たした、
我等が地元福岡のソフトバンクホークスの試合。

あ~、感動と充実の10月でした。

━━【特集】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

異なるファイルシステムでバックアップ作業に出る影響は?
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
Webサイト構築に関する技術情報を担当している技術部の山下です。

今回は、パソコン等で使用されているファイルシステムの違いによって、
バックアップ作業に影響が発生することについてお話したいと思います。
────────────────────────────────
利用する側にとって、ファイルシステムとは、データがHDD等の記録装置
のどの場所にどのような名前で存在しているかを管理しているものです。

Windowsをご利用の場合は、「エクスプローラー」がファイルシステムと
言っても良いかと思います。(実際には、ファイルシステムの情報を、
視覚的に表示してくれるものになります。)

そして、そのエクスプローラーを利用して日々の作業を行うわけですが、
その日常作業の中の一つに「データのバックアップ」があります。

現在、私が使用しているパソコンでは、作成したデータを毎日バックア
ップしていますが、そのバックアップ先としては、通常のWindowsパソ
コン自体をファイルサーバーとしていますので、手元のパソコンと余り
違和感なく利用できています。

ただし、ハード的に少し古くなってきたので、安全を見て、致命的な故
障が発生する前に別のファイルサーバーに交換する予定になっています。

新しいファイルサーバー自体は準備して既に稼働しており、現状のサー
バーに保存しているデータをコピーすることで、日々のバックアップ作
業が支障無く出来るか否かを検証しているところです。

ただし、新しいファイルサーバーは、ネットワーク接続型HDD(NAS)と
呼ばれるもので、見た目は外付HDDと似た形をしていますが、中身はほと
んどパソコンと同様の機械構造なので、ほとんどコンピュータと言って
もおかしくない代物です。

中身がコンピュータなので、私たちが利用しているパソコンと同様の基
本ソフトがインストールされていますが、大方のNAS製品には、「Linux」
や「Free BSD」等の「UNIX互換OS」と呼ばれるフリーの基本ソフトをベ
ースにしたものが使用されています。

ただし、基本ソフトがWindowsとは違いますので、そこで使用されている
ファイルシステムも当然違うものになっていますが、手動でコピーした
り削除したりすることは違和感なく出来るようにされていますので、
その違いを実感することはほとんど無いと思います。
ただし、ファイルシステムが違うということは、細かな部分で同じ動作
をしないことを意味しています。

それに気付いたのは、日々のデータバックアップで使用している、
「XCOPY」コマンドを使用したバッチファイルで同様の作業をした際に、
バックアップの結果が違うことに気が付いたからです。

毎日実行しているバックアップでは、指定したフォルダー内のデータの
内、その日に作成、または修正したデータだけをコピーする設定にして
いたのですが、指定したフォルダー内の全てのデータがコピーされてい
ました。

どうやら、「XCOPY」で設定した日付指定のオプションが無視されている
ようで、指定したフォルダー内のデータを全て上書きしているようでし
た。「XCOPY」コマンドはWindowsで使用するものですから、Windowsとは
違うファイルシステムでの動作が考慮されていないことは仕方ないこと
です。

コピーや削除等のファイル操作を手動でする場合には出てこないファイ
ルシステムの違いも、なんらかのツールを利用する場合には、その違い
がはっきりと出てしまうことを思い知らされました。

ですが、日々実行するバックアップ作業ですので、できるだけ作業時間
が短くなるように、その日に修正されたデータのみをバックアップする
ように心掛けていたのですが、これでは、毎日使用するには時間が掛か
り過ぎてしまいます。

そこで他の手段を検討していたところ、
弊社の技術スタッフが、「Backup」というツールをWindowsとNASが混在
する環境で使用していたので、早速それを試してみました。

使用してみたところ、実行している内容が表示されることを知り、大変
便利なツールであることがわかりました。「XCOPY」コマンドと完全に
同じ機能というわけではありませんが、使い方の工夫次第では、ほぼ同
じことができる上に、さらに便利な機能もありそうなので、今後はこち
らのツールをバックアップに利用することになりそうです。

ただし、異なるファイルシステムでも実行できるように、どのファイル
システムでも搭載している機能だけを利用してプログラムされているよ
うなので、実行スピードが少々遅いのが難点ですが、こちらが望む機能
は備わっているので、現時点では満足できるツールと言えます。

今回は「Backup」というツールで上手く行きましたが、数年後にまたフ
ァイルサーバーを入れ替えることになる時に、バックアップ先のファイ
ルシステムが違うものになった場合は、果たして上手く動作するとは限
りませんが、恐らくは、その時点でのファイルシステムに合わせて、
バックアップを含めたファイル操作を実行出来るツールが出ていること
を期待します。

それでは、次回の<月刊B-2 News>でまたお会いしましょう。(山下)

━━【編集後記】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

真面目で勤勉な日本人の英知が人類の未来を限り無く豊かにする
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
10月5日(月)と6日(火)の二日間に亘って、北里大学特別栄誉教授の
大村智氏がノーベル医学・生理学賞を、東京大学宇宙線研究所所長の梶
田隆章氏がノーベル物理学賞を、それぞれ授与されるという驚きのニュ
ースが日本国中を駆け巡りました。
────────────────────────────────
失明につながる寄生虫感染から発展途上国の人達を守るイベルメクチン
────────────────────────────────
大村智氏は、発展途上国に於いて蔓延する線虫の寄生によって引き起こ
される感染症が原因で失明を起こす患者に対して、土壌中の微生物の中
に有る物質に防止効果が有ることを発見した功績が評価されたそうです。

この抗寄生虫薬の「イベルメクチン」を年間1~2回投与することで、
発展途上国の多くの人達が失明から救われているそうです。
────────────────────────────────
師弟が揃ってニュートリノに関する研究・発見で世界的な成果を
────────────────────────────────
梶田隆章氏は、史上初めて自然に発生したニュートリノの観測に成功し、
2002年(平成14年)にノーベル物理学賞を受賞した小柴昌俊氏の教え子
で、ニュートリノが質量を持つことを示す、「ニュートリノ振動」を
発見した功績が評価されたそうです。柴昌俊氏の喜びの顔が印象的でした。
────────────────────────────────
歴代24名の日本人ノーベル賞受賞者を覚えてますか?
────────────────────────────────
月刊 B-2 Newsの発刊以来、
Vol.004・Vol.026・Vol.048・Vol.070、そして今回5回目のVol.081で、
合計12人ものノーベル賞受賞をお伝えできることは嬉しい限りです。

今回の梶田氏・大村氏の受賞で、日本人のノーベル賞受賞者は24人です。
医学・生理学賞の日本人受賞者は山中伸弥氏に次ぎ3人目となりました。

1901年(明治34年)にノーベル賞が始まって以来115年の間に、 
経済学部門を除く6部門中5部門の日本人賞受賞者に敬意を払って・・・
────────────────────────────────
01 1949年(昭和24年)物理学賞 湯川秀樹氏
02 1965年(昭和40年)物理学賞  朝永振一郎氏
03 1968年(昭和43年)文学賞  川端康成氏
04 1973年(昭和48年)物理学賞  江崎玲於奈氏
05 1974年(昭和49年)平和賞 佐藤栄作氏
06 1981年(昭和56年)化学賞 福井 謙一氏
07 1987年(昭和62年)生理学・医学賞 利根川進氏
08 1994年(平成 6年)文学賞  大江健三郎氏
09 2000年(平成12年)化学賞 白川英樹氏
10 2001年(平成13年)化学賞 野依良治氏
11 2002年(平成14年)物理学賞 小柴昌俊氏
12 2002年(平成14年)化学賞  田中耕一氏
13 2008年(平成20年)物理学賞  南部陽一郎氏(元日本国籍)
14 2008年(平成20年)物理学賞 小林誠氏
15 2008年(平成20年)物理学賞 益川敏英氏
16 2008年(平成20年)化学賞  下村脩氏
17 2010年(平成22年)化学賞 鈴木章氏
18 2010年(平成22年)化学賞 根岸英一氏
19 2012年(平成24年)生理学・医学賞 山中伸弥氏
20 2014年(平成26年)物理学賞 中村修二氏(元日本国籍)
21 2014年(平成26年)物理学賞 赤崎勇氏
22 2014年(平成26年)物理学賞 天野浩氏
23 2015年(平成27年)生理学・医学賞 大村智氏
24 2015年(平成27年)物理学賞 梶田隆章氏
────────────────────────────────
資源小国である日本にとっては、「人そのものが貴重な財産」です。
真面目で勤勉な日本人の英知が人類の未来を限り無く豊かにするはずです。

それでは、次回の<月刊B-2 News>でまたお会いしましょう。(齋藤)

━━【最後に】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

今回の内容はいかがでしたか? 皆様のお役に立てれば幸いです!

【バックナンバー】はこちらからご覧下さい!
⇒ https://www.strategyn.jp/2015/11/02/b-2_news_vol-081

▼▼▼▼▼▼ 初めての方や以下の手続きをご希望の方へ ▼▼▼▼▼▼

直ぐには役に立たない知識や情報かも知れませんが、後々ボディーブロ
ーの様に効いてくるかも知れませんので、しばらくお付き合い下さい。

▼ご意見やご質問を希望の方はお気軽にお申し出下さい。
▼メールアドレスの変更をご希望の方はお知らせ下さい。
▼メール配信がご不要な方はお手数ですがご一報下さい。

SSL+独自の安全処理を施した【専用フォーム】にてお手続き。 
⇒ https://secure.b-2.jp/mailform/strategyn/form008.html
【注】このメール宛への直接のご返信には対応しておりません。

━━【発行元】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
<業務システムの安定稼働 と 業務データの維持保全>をサポート
────────────────────────────────
株式会社インフィニティ|月刊 B-2 News編集局
〒810-0001 福岡県福岡市中央区天神4-1-23-9F

編集長|齋藤 純(Atsushi Saitoh)
Tel  |092-714-2500
Fax  |092-733-0066
Mail |newsletter@b-2.jp
Web  |https://www.b-2.jp
────────────────────────────────
<主観的な安心は客観的な危険! あなたの安心は安全ですか?>

安全な 全Webコンテンツ完全SSL暗号化
安全な 全Webコンテンツ自動バックアップ
安全な PC/Eメールサーバー間SSL暗号化
安全な Eメール型SSL暗号化データ送受信
安全な ASP型SSL暗号化大容量データ送信
便利な マルチWeb対応
便利な マルチ・ドメイン対応
便利な マルチ・デバイス対応

<中小企業戦略支援サーバー>
http://www.strategyn.jp
────────────────────────────────
免震ビル|生体認証|防犯・防災監視|電源・回線・機器の冗長化対策
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━