Vol.097 Amazonマーケットプレイスでの巧妙な詐欺被害から逃れるには?

皐月五月の月刊 B-2 News Vol.097を配信します。

━━<月刊B-2 News Vol.097>━━━━━━━━2017/05/02━━

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毎月ご愛読頂きまして誠に有り難うございます。
<一座建立>の経営理念の言葉を入れた「お抹茶色の名刺」
でお馴染みの、<月刊B-2 News>編集長の齋藤です。
1ヶ月間のご無沙汰です。

5月にお誕生日を迎える皆様、お誕生日おめでとうございます。
ご家族でお誕生日祝いをすると共に、少し照れ臭いでしょうが、
ご両親には感謝の言葉を伝えて下さい。今のあなたが在るのは、
これまでにあなたが出会いとご縁を頂いた大勢の方のお陰です。
心から感謝しましょうね!

━━【特集】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

Amazonマーケットプレイスでの巧妙な詐欺被害から逃れるには?
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Webサイト構築を担当しています技術部の山下です。

今回は、4月末からニュース等で盛んに取り上げられているAmazonショッピングサイトでの詐欺業者の手口についてお話したいと思います。
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ネット通販大手のAmazonマーケットプレイスで詐欺被害が続出
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4月末からテレビのニュース等で、ショッピングサイトの「Amazonマーケットプレイス」にて、「注文した商品が届かない」と言ったトラブル情報が多くが取り上げられています。

ご存じの方も多いと思いますが、「Amazonマーケットプレイス」で販売されている商品は、Amazon自体が販売している物では無く、「Amazonの発注や代金決済のシステムを利用して、外部の業者や個人が販売している物なんです。

この仕組みは、Amazonに取っては豊富な商品を揃える事が出来るメリットが有る一方で、外部の業者や個人に取っても自前でショッピングサイトを構築する手間・ヒマ・コストが省けると言う事で、両者に取ってはWin-Winの大変便利なものになっています。

しかし、今回の詐欺被害は、「Amazonマーケットプレイス」に出品している「正規業者の機密のアカウント情報」を、「悪意の第三者が不正入手」した上で、「悪意の商品情報」をAmazonマーケットプレイスに「不正登録」すると言う巧妙な手口です。

その為に、過去の取引情報を元に判断されている「評価」が全く信用出来ない為に、購入時の目安にも防衛策にも成りませんし、それどころか、「業者の連絡先情報」等も改変されている可能性も有り得ます。

多くの場合、指定の期間内に「Amazonに被害連絡」をする事で、なんとか「金銭的な被害」は避けられるかも知れませんが、商品注文の際に入力した、「アナタの個人情報(購入者氏名・商品受取人氏名・商品届け情報等」は、確実に相手に盗まれているはずです。

個人情報の転売等で利益を得ようとするには、収集できる個人情報の数がそれほど多くならないと思われますし、金銭を騙し取ろうとするにしてもAmazonから業者へ商品代金が送金されるのは発注してから2週間後になるようなのでそれまでにAmazonに連絡すれば業者に送金はされないようです。

恐やす人の個人情報欲しさ」である事も十分に推察されますので、今後の「個人情報の悪用被害」がとても心配されます。

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Amazonでの詐欺被害の原因は「出品者の貧しい危機意識」が?
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Amazonが出品の際の危機対策として推奨していた「二重認証」も、危機意識が貧しい出品者に取っては「余計な手間・ヒマ」と考えて取り組まれずに、恐らくはずさんに管理して「どこかで漏れた?ID・パスワード情報」が、悪意の第三者から「いとも簡単に悪用」されたのかも知れませんので、ある意味では「被害を防ぐチャンスを自ら放棄した」とも言えます。

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Amazonでの詐欺被害の原因は「購入者の貧しい危機意識」も?
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購入時の判断基準が「価格第一主義」と言う、危機意識が貧しい購入者なら簡単に引っ掛かってしまう今回の手口は、「商品価格は商品価値に比例すると言う原則」を理解出来ない人には避けられないかも知れませんので、「起こるべくして起こった」とも言えます。全ては「身から出た錆」ですね。

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Amazonマーケットプレイスで詐欺被害から逃れる方法は有るの?
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そこで、「Amazonマーケットプレイス」での購入で被害に会わない為の「救済策」はと言うと、表示されている連絡先がAmazonサイト以外で表示されている内容と同じかを確認する位ですので、騒動が収まるまでの間は、しばらくAmazonマーケットプレイスでの購入を控えた方が無難かも知れませんね。どうしてもと言う人は、「自己責任」と言う言葉を理解した上でどうぞ・・・

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楽天やYahooのネット通販でも同様の詐欺被害の影響が懸念
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今回の被害報道で、他のショッピングサイトでの購入に切り替えようと考える方も居るでしょうが、同様の被害が発生する事は十分に予想されます。

あえて言うと、「ネット通販は簡単・便利」な反面、今回の様な「サイバー詐欺は不可避」と心得た方が、恐らくは諦めが付くかも知れませんね。

何とも消極的な「後味の悪い終わり方」で残念ですが、「場の提供者」や「場の利用者」の「危機意識」が変わらない限り、「サイバー犯罪は攻撃者有利の定説」が覆る時は永遠にやって来ないかも知れませんね。

それでは次回の月刊B-2 Newsでまたお会いしましょう。(山下)

━━<編集後記>━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

博多の街は、今の所は天候に恵まれたゴールデンウィークですが、
「博多どんたく港祭り」に雨は付きものと言う嫌な定説が・・・

皆様は、この長い連休をどの様に過ごされますか?
私は、何年か振りで「静かな連休」が過ごせるかも・・・

それでは次回の月刊B-2 Newsでまたお会いしましょう。(齋藤)

━━<最後に>━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

今回の内容はいかがでしたか?
皆様のお役に立てれば幸いです!

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直ぐには役に立たない知識や情報かも知れませんが、
後々ボディーブローの様に効いてくるかも知れませんので、
しばらくの間お付き合い下さい。

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