Vol.076 新手の攻撃「ランサムウェア」への感染に関する注意喚起

【月刊 B-2 News Vol.076】を配信します。
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━━【B-2 News Vol.076】━━━━━━━━━━━【2015/06/01】━━

[1]ご挨拶_:選手の努力を台無しにする?放映権を巧妙に操る利権者達
[2]特集__:新手の攻撃「ランサムウェア」への感染に関する注意喚起
[3]編集後記:火山の頻発噴火に続きマグニチュード8.5の巨大地震発生
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[1]ご挨拶:選手の努力を食い物にする? 放映権を操る利権者達
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毎月ご愛読頂きまして誠に有り難うございます。表面に経営理念である
「一座建立」の言葉が入った「お抹茶色のカラー名刺」でお馴染みの、
「月刊 B-2 News」編集長の齋藤です。1ヶ月間のご無沙汰です。

6月にお誕生日を迎える皆様へ、お誕生日おめでとうございます。
ご家族でお誕生日をお祝いすると共に、少し照れ臭いでしょうが、
ご両親には感謝の言葉を伝えて下さいね。今のあなたが在るのは、
これまでにあなたが出会いとご縁を頂いた沢山の人達のお陰です。
心から感謝しましょう!

福岡の街は今日も好天気です。
このまま「梅雨」をスキップして、一気に夏を迎えて欲しいのですが、
そんなに自分勝手な都合に、快く天気は応えてくれないでしょうね。
適度な雨で福岡の街を湿らせて、さ~っと通り過ぎて欲しいものです。
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サッカー選手の一流プレーの裏側で暗躍するFIFA役員の汚職プレー
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プロスポーツの中でも、取り分け収入が多いのは野球やサッカーですね。
組織VS組織の戦いですから、構成メンバーの収入総額で見た場合は、
莫大な収入に及びます。もちろん選手達の日頃の努力は当然でしょうし、
その競技の多くのファンの人達に夢や感動を与えたご褒美とも言えます。

しかし、毎年開催されるスポーツと違って、4年に1回しか開催されな
いスポーツとなると、話しは少し変わってくるようです。

先月、メディアを通じて浮上した国際サッカー連盟(FIFA)の汚職事件
ですが、高騰する放映権ビジネスがよそ要因の一つと言われています。

試合自体や関連商品・関連サービス等々、世界中の目を釘付けにする、
メディアを通じたビジネスチャンスが巨額のお金を生み出すのは事実です。

しかし、特定の団体がその利権を牛耳って、販売側とグルになって、
都合良く売りさばいていたとしたら一体どう成るでしょう。
その運営役に支払われた賄賂は「185億円」とも言われています。
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サッカーの世界でもビジネスの世界でも綺麗な部分と汚い部分が存在?
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従来は世界中への普及を目指して安価で販売されていたテレビ放映権が、
ブラッター氏が会長に就任した1998年を境に衛星放送等に高く販売開始。
その後の大会毎に高くなり、昨年のW杯ブラジル大会に及んでは、
放映権と商標権だけで5,000億円程の収入源に育てたFIFAの功労者です。

W杯からの収入を世界中の貧しい地域のグラウンド整備や、女子サッカー
の普及目的、及びサッカー新興国への資金援助する形で再分配している、
その経営手腕と共に高く評価されていることが理由でしょうか。
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イングランドを始めとした欧州勢が次回大会のボイコットを示唆
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フェアプレイの精神に反する今回のFIFA汚職事件では、複数の副会長が
退任したにも関わらず、ブラッター会長の5選を許した人達が多い居る
のも事実ですが、一見綺麗に見える美談が汚職によって行われていたと
しても許されるのでしょうか? 母国スイスメディアからの批判も。

仮に、何らかの恩恵を受けたとしても、それで罪が帳消しにされる様な、
そんな対応で本当に構わないのでしょうか? 答は「ノー」の様です。

一見すると社会貢献的に見える行為に対して、その財源には利権や汚職
や癒着の疑惑が拭い切れない現実が存在する事への反発は強いようです。

やはり「スポーツはクリーンでフェア」じゃないと納得出来ませんよね。

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[2]特集:新手の攻撃「ランサムウェア」への感染に関する注意喚起
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技術部ネットワーク担当の池田が日頃利用している、チョット便利な
「フリーウェア」や「Tips」を毎月1種類ずつ紹介しています。
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パソコン内の大事なデータを人質にする「ランサムウェア」
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「ランサムウェア」とはマルウェアの一種で、感染後にはPCなどのデー
タを勝手に暗号化した上で、復号化する為の金銭等を要求します。

これまでのマルウェアでは、マルウェア自体を削除する事で復旧出来て
いましたが、「ランサムウェア」は、仮に削除したとしても暗号化され
たデータは元の状態には戻れません。

昨年の末には、日本語での脅迫文を表示するタイプも確認されており、
今年の4月中旬以降では、国内での感染報告が多数確認され始めました。

国内のコンピューターセキュリティ関連情報を発信する「JPCERT/CC」
でも、「ランサムウエア感染に関する注意喚起」として、
5月26日に告知されました。
⇒ https://www.jpcert.or.jp/at/2015/at150015.html
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「ランサムウェア」の攻撃方法及び侵入方法とは
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PCに感染する方法は、まず攻撃者は事前に何らかの方法でWebサイト上
のコンテンツを改竄してツールを設置しており、Web上のコンテンツや
メールやSNS等を用いてユーザの誘導を試みます。
誘導されたユーザーに前述のツールを設置したURLを踏ませる事で、
攻撃が開始され侵入及び実行を試みます。

ツールの実行に関して、OSや各種アプリケーション上の脆弱性を突いた
攻撃であり、PC 上に脆弱性が存在した場合は、結果としてランサムウ
ェアに感染する可能性が有ります。

もしも、感染してしまって金銭を要求されたとしても決して支払っては
いけません。ウィルス対策ソフトウェア大手のシマンテックでは、感染
者向けの注意として「決して身代金を支払わないこと。支払っても攻撃
者が約束通りにファイルを復号してくれる保証はありません。」
としています。
⇒ http://www.symantec.com/connect/node/3405081
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防衛方法は基本中の基本は「OS及びアプリケーション」のアップデート
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「ランサムウェア」の脅威からお使いのPCを守る方法としては、ウィル
ス対策ソフトのウィルス定義ファイルの更新も有効な手段ですが、最も
重要な事は、日頃のPC内部の脆弱性を出来る限り無くしておく事です。

「JPCERT/CC」の「ランサムウエア感染に関する注意喚起」でも記述され
ていますが、攻撃に利用される脆弱性は以下2点が確認されています。

1.CVE-2015-0313 (Adobe Flash Player)
2.CVE-2014-6332 (MS14-064)

上記の脆弱性については、公表後直ぐに修正プログラムが配布されました。

従って、感染を防ぐ為にはMicrosoft Windows、Adobe Flash Player
をはじめ、Java、Internet Explorerなどの、OS やソフトウエアを最新
版に更新することが非常に効果的です。

最新のOSやアプリケーションは、自動的に修正プログラムをダウンロー
ドして更新する機能を持っていますので、是非この機能が「有効」にな
っているのを確認して、危険な脆弱性を放置しない様に心掛けて下さい。
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万が一の為にも、データのバックアップも効果的です。
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しかし、公開されているPCの脆弱性を解消したとしても、ウィルス対策
ソフトウェアを導入したとしても、未知の脆弱性を突かれたり、未知の
ウィルスなどによって、不幸にも感染する可能性はゼロとは言えません。

また「ランサムウェア」は、スマートフォンでの感染報告もあります。
⇒ http://news.mynavi.jp/news/2015/05/01/253/

例え感染して、データの暗号化攻撃が発生してしまった場合でも、日頃
のバックアップを完全に行う事で、被害は最小限に抑えられるはずです。

それでは、次回の<月刊B-2 News>でまたお会いしましょう。(池田)

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[4]編集後記:火山の頻発噴火にマグニチュード8.5の巨大地震の発生
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昨年に引き続き、5月29日に新岳の噴火に見舞われた口永良部島では、
町の避難指示に基づき、住民など137人が屋久島に避難していましたが、
本日6月1日にようやく住民の代表11人の「一時帰島」が認められて、
住宅の状況確認や当面の必需品の持ち出しが出来たそうです。
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地震大国日本ならではの被災意識と危機対策が人的災害を食い止めた
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口永良部島の新岳の噴火に続いて、翌日の5月30日には今後は小笠原沖で、
マグニチュード8.5の巨大地震が発生しました。
これは、2011年の東日本大震災(マグニチュード9.0)以来の大規模です。

今回、気象庁が緊急地震速報を発表しなかったのは、
地震の震源の深さが590キロと深い深発地震だったことが原因だそうで、
震源の深さが150キロを超える場合では、震源からの距離が遠くなると、
震度が弱くなるという予測式では精度を保った計算が出来なくなるので、
気象庁いわく「現在の技術では限界がある」とのこと。

地震大国であり、地震に関する研究では他国より進んだ実績を持つ日本
にも関わらず、「現在の技術では限界がある」と言わざるを得ない状況
の地震がまだまだ存在すると言うのが現実のようで、あのアメリカ人の
地震研究者の「地震の予知は不可能です」の言葉に真実味が・・・。

地震や噴火への「またか?の慣れ」も怖いことですが、
「地震は来るもの」、「噴火はするもの」との日頃の意識と対応が、
致命的な人的被害に及ばなかった理由なのかも知れませんね。 

それでは、次回の<月刊B-2 News>でまたお会いしましょう。(齋藤)

━━【最後に】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

今回の内容はいかがでしたか? 皆様のお役に立てれば幸いです!

【バックナンバー】はこちらからご覧下さい!
⇒ https://www.strategyn.jp/2015/06/01/b-2_news_vol-076

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